カフェインの効果④
- 2013年06月20日
- お茶にまつわる豆知識
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弊害の可能性
カフェインは成人の場合、その摂取量が1日200mg~300mgまでであれば
何ら身体に有害な影響は無いとされています。
しかし、体重1kgあたり8mg以上のカフェインを摂取すると、めまい、吐き気
動悸、けいれんなどの急性の中毒症を起こす事があります。
大人の場合、通常の茶の飲用では問題になる量ではありませんが、
子供では摂取したカフェインの代謝が充分にできないため、体内に留まる
時間が長くなります。
子供や、胎児を宿した妊婦は、カフェインを多く含む飲料の摂取を控える
等の注意が必要です。
また、お茶で薬を飲まないようにと言われる背景の一つには、カフェインが
一部の薬効成分との相性によって、その作用を強めたり、逆に抑制したり
することで正しい薬の効果が発揮されないことがある為です。
治療を目的として薬を服用している方は、カフェインを多く含む飲料の
摂取には注意し、必要に応じて医師に相談するなどの配慮も必要です。
その他に、カフェインの過剰摂取による高コレステロール血症、カルシウム尿症
等の弊害の可能性も示唆されていますが、通常飲料として摂取する量では
ヒトの疫学調査でその傾向は認められていません。