日本のお茶

お茶園からお店まで

 ここでは、茶畑からお店にお茶が並ぶまでを“農家での仕事”、“問屋での仕事”、“お茶屋さんでの仕事”に分け、ご紹介をいたします。
 いりえ茶園では、これら全てを行っているのが特徴で有機農法により育てた安心・安全のお茶を直接販売まで行っています。

1) 農家のお仕事


3月
新茶前の剪定
新芽の高さが揃う様にほんのチョット切ります。

4月
新茶
4月下旬から5月上旬にかけて新茶の摘採です。
一年で最も楽しく、最も過酷な日々が続きます。

5月
肥料・剪定
新茶摘採後に肥料をあげます。お礼肥とも言います。
通常ここで2番茶の前の剪定を行いますが、いりえ茶園では良質な1番茶を収穫する為に、ざっくり切り落とし、落とした葉っぱを肥料にします。

6月
茶園の見まわり
作業はほとんど梅雨で出来ませんが、水害が毎日心配です。

7月
裾刈り
茶畑の中を動きやすい様に裾刈りという作業を行います。
草も沢山生えてくるので大変です。

8月
企業研修・肥料
毎年お盆過ぎくらいに企業研修を行います。
ここで、夏の肥料や草むしりを頑張ります。

11月
剪定・肥料・畑補修
本年最後の剪定をします。
秋の肥料をあげたり、 梅雨やイノシシなどで壊れた畑を修理します。

12月
冬肥料
お茶が無事に冬を越せるように肥料 ( ご飯 ) をあげます。
液体の肥料も使うのでとても寒いです。


摘採(茶摘)から工場へ

・荒茶製造工程

 まず、生葉は次の工程で、“荒茶”に加工されます。荒茶はまだ製品として販売されるものではなく、各問屋で“仕上加工”を経て、お店に並ぶことになります。
 また、荒茶はその茶葉の品質や作業工程により多少の差が出ますが、元の茶葉の20%前後の重さになるまで乾燥されています。

蒸熱:1~2分 100度の蒸気 → 葉打ち:15分 95度の熱風 → 粗揉:30分 95度の熱風 → 揉捻:20分 室温 → 
中揉:40分 35度の排気 → 精揉:40分 90度の火室 → 乾燥:30分 80度の熱風 → “荒茶”の完成 ※茶葉が人肌の温度を保つよう行うことがポイントです。

▼蒸熱のポイント

 むかしは澄んだ淡い黄色のお茶が良いお茶と言われていました。このお茶の色合いですが、実はこれは蒸し時間の違いによる結果。
 しっかりと時間をかけて蒸すほど深く濃い緑色になり、 短時間だと澄んだ淡い黄色のお茶が出来上がります。
 また、これとは逆に香りは、時間をかけるほど淡い香りとなります。
と、ここまでが農家での仕事となります。

2)問屋のお仕事

 問屋では、下記の内容の仕上げの作業を行い、各商品としてお店に並べるまでの仕事を行います。

・仕上工程

 仕上工程とは、言わば“茶葉”のお化粧のことです。まず、小枝などの異物を取り除き、茶葉の大きさを揃え、見た目をきれいにして味を整えます。
 また、製品ごとの茶葉が揃ったところで、再度“火入れ”して、長期保存が可能にして、やっとお店に並べられる商品となるのです。

工場から全国のお店へ

3)お茶屋さんのお仕事

 皆さんに美味しい“良いお茶”を飲んで頂くため安心・安全お茶を揃え、お待ちしております。
 茶畑から販売まで行っている農家のお茶を一度ご堪能下さい。

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